慢性便秘症を改善しよう!自律神経は影響する?

慢性便秘症を改善しよう!自律神経は影響する?

便がでることは、食事や睡眠とともに、健康的な生活を送る上での3本柱の1つであるといわれています。
様々な原因があるため、比較的多くの方に見受けられる疾患ですが、実際に対策や治療をしている方は多くありません。

本記事では、便秘症の特徴や原因、改善方法について解説していきます。

便秘症とは

便秘症とは、便が長時間腸内にとどまり十分にスッキリと出せない状態のことを指します。
便の回数や固さなどに定義はありませんが、3~4日に1回の便でもスッキリ出せていれば便秘ではなく、毎日便が出ていても強く力む必要があるのであれば便秘であるとされ、対応が必要です。
また、定期的な排便があり腹部に違和感が無かったとしても、排便量が少なければ超音波検査にて診断を受けることができます。
この状態が長く続くと、苦しさや痛みを感じるようになり、日常生活をスムーズに送れなくなる可能性があるため、早めに対応していきましょう。


慢性便秘の症状や原因


一時的な便秘であれば解消すれば問題はありませんが、長期にわたり慢性化すると様々な症状が出て日常生活に影響をきたす可能性があります。

症状や原因について解説していきます。

便秘になると出る症状

理想的な便は、ほどよく柔らかくバナナのような形のできる状態です。
一方で便秘の場合には、ウサギの糞のようなコロコロとした便が出たり、肛門近くに便が残っている感覚がして、出しづらいと感じます。
便がお腹の中に溜まっていくと、お腹がはってきたり(お腹が痛くなること)、食欲がなくなる、食欲が落ちる、吐き気・嘔吐をするという消化器症状が出てきます。

便秘の原因

便秘となる原因として、腸の構造によるもの(器質性)と腸の機能低下によるもの(機能性)があります。
器質性は、腸の中に腫瘍ができたり腸が狭窄することで、物理的に便が出にくくなっていることが原因です。
一方で一般的に「便秘症」と呼ばれて悩みを抱えているのは、機能性によるものが多くあります。

機能性による原因


  • ・水分・食物繊維の不足によるもの

  • ・(加齢や運動不足により)腸の動きや腸周辺の筋肉が弱くなっている

  • ・日頃から便を我慢しないといけない状況にさらされている

自律神経の乱れによる影響

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腸の動きは自律神経と大きく関わりがあり、副交感神経が優位になったときに腸がよく動くようになっています。
ストレスが溜まっていて交感神経が優位な時間が長かったり、生活習慣が乱れて自律神経のバランスが崩れていると、下痢や便秘を繰り返したりするなど、腸の蠕動運動がうまく働かなくなってしまいます。
定期的な排便を目指すためには、ストレスを減らして生活習慣を見直すことによって、自律神経のバランスを整えていくことが大切です。


慢性便秘症の改善方法


慢性便秘症を改善するためには、上記で挙げた原因に対して対策をしていく必要があります。

適度な運動をする

適度な運動をすることによって、排便のための筋肉がつくだけでなく、腸の蠕動運動が促されて便が出やすくなります。
散歩・ジョギング・サイクリングなどの外出がおすすめです。

水分補給をする

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便に適度な水分が含まれていると、便がちょうどよく出しやすい状態を保てますが、そもそも摂取している水分量が少なければ、体が必要な水分量を保持しようとして便から水分を取り除くため、便が固くなってしまいます。
1日あたり1.5Lほどの水分が取れるようにしていきましょう。

自律神経を整える

生活リズムを整えることが大切です。
朝日を浴びて、3食を決めた時間に摂り、適度な睡眠を取って、ストレスをためないようにしましょう。
また副交感神経の働きを高めて睡眠の効果をあげるために、就寝2時間前に入浴をする、リラックスできるアロマを焚く、ストレッチをすることもおすすめです。

下剤を使用する

対策を打ってもなかなか改善が見られない場合、原因に応じて内服薬で改善を図ります。
吐き気など緊急を要する場合には、浣腸液を使って浣腸をしたり、摘便(指などで便を掻き出す)ことが必要となるため、医療機関と相談しましょう。
ドラッグストアでも下剤は売られていますが、頻繁に使用していると効かなくなってきてしまいます。
便秘の原因や体質によって、自分にあった下剤が変わってくるため、医師と相談して処方を受けることをおすすめします。


慢性便秘症に処方される薬


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慢性便秘症と診断されたら、処方されやすい薬を紹介します。

薬の性質によって、働きかけるところが異なります。

  • ・浸透圧性下剤(大腸から水分を吸収する機能を抑えて便に水分を含ませる薬) 酸化マグネシウム、ミルマグ、モビコールなど
  • ・刺激性下剤(腸を刺激して蠕動運動を促す薬) センナ、アローゼン、ラキソベロン、ピコスルファートナトリウムなど
  • ・胆汁酸トランスポーター阻害薬(胆汁を増やすことで便を柔らかくする薬) グーフィスなど
  • ・漢方薬 大黄甘草湯、麻子仁丸など


便秘にならない体質に改善していきましょう


便秘症とはなにか、症状や原因とその改善方法について解説してきました。

便秘にならないためには、生活習慣を整えることが基本です。

それでも改善が見られない場合には医師との相談の上で適切に下剤を用いることで、生活の質は上がっていきます。




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参考文献
厚生労働省 e-ヘルスネット「便秘と食習慣」厚生労働省 がん情報サービス「便秘 もっと詳しく」国立がん研究センター 東病院「便秘」全国健康保険協会 協会けんぽ「自律神経を整えるおススメ習慣!」