小児科で処方される薬を子供へ飲ませるときのポイント。嫌がるときはどうする?

子供が病気になった時、療養をサポートするのは近くにいる大人の役目です。
しかし療養をサポートするなかで、子供に薬を飲ませるのに苦労をした経験がある方もいるのではないでしょうか。
本記事では、小児科という診療科の特徴、処方された薬を子供に飲ませるときのポイント、小児科で処方される薬について解説していきます。

小児科とは

小児は出生から思春期までの期間を指し、小児科ではそのような方を対象に、様々な病気を診察しています。
小児特有の病気を診たり、予防接種や健康診断の実施も行います。
また、子供は自分の状態についてしっかりと言葉で伝えることができないことも多いため、体を全体的に診ていくことが多い傾向にあります。

小児科でよくある症状

前項で説明したように、子供は自らの状態をうまく表現することができません。
そのため、普段から近くにいる大人が様子をよく観察していくことで、病気の早期発見につながります。
元気はあるか、過度に泣いていないか、食欲はあるか、などの普段との様子の違いを見ていくとよいでしょう。

以下では、小児科でよくある症状を紹介します。

かぜ症候群

鼻水・咳・発熱を主症状とし、原因は多岐にわたるウイルスによるものを総称して「かぜ症候群」と呼びます。
子供によっては、年に6〜10回ほどかかるといわれています。
抗生物質では効果がないため、症状を抑える薬が処方されます。
自然と治るため経過観察となることが多いですが、稀に中耳炎や副鼻腔炎などの合併症につながることもあります。

発熱

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熱の原因は様々ありますが、多くは感染症によるものです。
原因となるウイルスや細菌を、体温を上げることにより退治しやすくしています。
そのため、病気によっては解熱剤を使って無理に熱を下げることをしないほうがよいこともあります。

嘔吐

子供が急に気持ちが悪くなり嘔吐することがあります。
多くの場合は下痢も伴い、感染症によるものが原因として挙げられます。
治療薬はなく、十分な水分補給・栄養補給が必要です。
特にウイルス性のものは他人に感染する可能性もあるため、対策をすることが大切です。

子供への薬の飲ませ方

子供への薬の飲ませ方のコツは、薬がイヤなもの・怖いものである先入観を持たせないことです。
大人が身構えながら声掛けをすると、子供は敏感に察して警戒してしまいます。
おおげさな感じにならないように、普段ご飯を食べているときと同じように、さりげなく口の中に入れるようにしましょう。
また初めて飲む薬は、服用後に蕁麻疹や湿疹などのアレルギー反応を起こす可能性があるため、30分ほどは様子をみるようにしましょう。

粉薬

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粉薬を飲ませる方法はいくつかあります。

  • 水に溶かして飲ませる方法
  • ごく少量の水でペースト状に練って上顎・頬の裏側などに塗りつけ、水で流し込むように飲ませる方法
  • ゼリーオブラート(服薬ゼリー)と混ぜて飲ませる方法

これらの方法を試してみてそれでも飲まない場合は、少量の砂糖を混ぜてみましょう。
また、アイスクリームやヨーグルトなどの冷たいものと合わせると、薬の苦みを感じにくくなります。
ジュースなどの甘い飲み物と混ぜて飲ませると、苦いイメージが先行してしまい、そのジュースが嫌いになる可能性があります。
服薬時はできるだけ水や白湯を使用するか、ごく少量のジュースで飲み残しがないようにしましょう。
また、甘くするために使われるハチミツですが、1歳未満の乳児にはボツリヌス中毒になる可能性があるため、使わないようにしましょう。

錠剤・カプセル

錠剤やカプセルが飲めるようになるのは、一般的には4〜5歳といわれていますが、個人差が大きくあらわれるため、焦らずにやっていきましょう。
窒息やむせる可能性もあるため、7歳ごろまでは飲むときに大人の見守りが必要です。
子供が錠剤やカプセルを嫌がったりうまく飲めない場合には、粉薬やシロップに変更できないか、医師と相談してください。
錠剤やカプセルを飲ませるときには、多めの水を口にふくませましょう。
特にカプセルは、時間とともにゼラチンが少しずつとけて、口や食道に張り付きやすくなるため、口に含んだら早めに飲ませるようにしてください。

小児科でよく処方される薬

小児科では、上記に挙げたよくかかる病気の治療薬・対症療法薬がよく処方されます。
処方される薬は、必ずしも食後だけとは限らないため、医師の指示に従って飲むようにしましょう。

  • 風邪:咳止め、鼻水止め、去痰薬、喉の炎症を抑える薬、アレルギーの薬、気管支拡張薬
  • 熱:(高熱の場合)解熱鎮痛薬
  • 細菌感染の場合:抗生物質

薬の相談をしっかりしてくれる調剤薬局を選びましょう

小児科とはなにか、また小児科で処方される薬について解説してきました。
副作用や注意点の疑問が出てくる可能性もあるため、しっかり説明をしてくれる調剤薬局を選びましょう。

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処方された薬についてはオンラインで薬剤師から説明を受けられるため、ネット環境がある場所であれば、どこからでも処方薬について問い合わせることができます。
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参考文献
  • 厚生労働省「医療法の疑義について」
  • 日本小児科学会「こどもの救急」
  • 日本医師会 白クマ先生の子ども診療所「病気かな?と思ったら! 症状をみるポイントをご説明します」
  • 日本医師会 白クマ先生の子ども診療所「かぜのような症状が見られる時は」
  • 日本医師会 白クマ先生の子ども診療所「発熱、体が異常に熱い」
  • 日本医師会 白クマ先生の子ども診療所「嘔吐」