秋の花粉症を乗り切ろう!「ブタクサ」「ヨモギ」の特徴

毎年秋になるとくしゃみや鼻水が出やすい方のなかには、風邪で済ませている方もいることでしょう。
しかしその症状は、普通の風邪ではなく「秋の花粉症」によるものかもしれません。
本記事では、秋の花粉症とはなにか、その対策について解説していきます。

秋の花粉症「ブタクサ」「ヨモギ」の特徴

花粉症といえば、春のスギによる花粉症のイメージが強いかもしれませんが、秋の花粉症もあります。
ブタクサ・ヨモギなどのキク科の植物やイネ科の植物から出る花粉は、8月あたりから飛び始めて秋にピークを迎えます。
症状は春の花粉症と同じく、水のような鼻水・繰り返すくしゃみ・長く続く鼻づまりなどです。

ブタクサ

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ブタクサは、道端や河原などで生育しています。
午前中に花粉が飛散することが特徴です。

ヨモギ

ヨモギは、市街地・道・堤防などで生育しています。
多年草であるため繁殖力は旺盛であり、様々なところで生育していることが特徴です。

「ブタクサ」「ヨモギ」の予防

春のスギ花粉と大きく違うところは、秋のブタクサやヨモギは生育している場所が特定されているということです。
生育している場所に気をつけて、なるべく近づかないようにすることで、症状緩和が期待できます。
アレルギー性鼻炎と同様に鼻ケアを実施したり、市販の人工涙液で目のケアをすることも効果的です。

また、アレルギー症状が酷くならないためには、免疫力を向上することが大切です。
十分な睡眠や休息をとり、規則正しい生活を送り、栄養バランスの整った食事を意識しましょう。

詳しくはこちらで解説しています。併せてご覧ください。

【関連記事】
アレルギー性鼻炎との向き合い方。予防のポイントや治療方法

情報を拾うこと

春の花粉症と比較すると、そこまで大きくニュースとして取り上げられないことが多いです。
インターネットで気象庁や天気予報サイト・各自治体HPを調べると、最新の花粉の飛散情報が手に入れられます。
花粉が飛び始める前から情報を拾って、症状緩和や予防に努めましょう。

外出時の注意

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花粉が多く飛びやすいタイミングは、雨の日と雨上がり・朝と夕方です。
症状を出現させないためにも、外出は飛散が多いタイミングを避けるなどの工夫をしましょう。

また、マスクや花粉対策用のメガネを着用することも効果的です。
花粉がつきにくい表面がツルツルとした上着や服装をこころがけ、帰宅時には玄関で花粉を払ってから家にあがるようにすることも意識しましょう。
帰宅時には手洗い・うがいだけでなく、顔を洗い付着した花粉を落とすことも重要となります。

「ブタクサ」「ヨモギ」に効くお薬

ブタクサやヨモギの花粉症に対して、特定的に効果のある薬はありません。
治療はアレルギー性鼻炎と同じく、薬物療法・アレルゲン免疫療法・手術療法の3つがあります。
どのように治療していくかは担当医と相談して、内服などの指示をもらうようにしましょう。

風邪か花粉症かの判断は病院で行いましょう

秋の花粉症について解説してきました。
あらかじめ先手で治療を行っていくことも、急激な症状出現を回避することもできます。
まずはアレルギー検査をして、結果によっては主治医から花粉症の薬を処方してもらいましょう。

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参考文献
  • 東京都保健医療局 東京都アレルギー情報navi「花粉の種類と説明」
  • アレルギーポータル(厚生労働省補助事業)「アレルギーについて 花粉症」