整形外科では、何をどこまで治療していくのか、怪我をどのように治すのか、他の診療科との違いについて、イメージができていない方もいるのではないでしょうか。
本記事では、整形外科で診てもらえる症状や治療内容、処方される薬について解説していきます。
整形外科とは
整形外科とは、運動器官である骨・関節・筋肉・靭帯・運動に関係する神経に対して、生じた病気や怪我を治療できる診療科です。
新生児から高齢者まで、すべての年代が対象となります。
治療の一番の原動力は自身の治癒力であり、処方される薬は自然治癒をサポートする薬や、治癒するまでの生活や生活の質を上げるための対症療法薬が中心です。
よって、他の診療科とくらべて治療期間が長くなる傾向にあります。
整形外科で治療できる症状
ここでは、整形外科でどんな症状が治療できるのかを紹介します。
傷
怪我による傷を治療できます。
浅い傷は皮膚科、先天性の異常や病気・怪我で体の見た目が良くないところを治療するのが形成外科で、スポーツ外傷や交通事故による外傷などを治療するのが整形外科、という分類がされています。
筋肉系のトラブル
筋肉系のトラブルとして、外傷による打撲・捻挫、外傷や慢性の首・肩・腰・足の痛みに対応します。
慢性的にお悩みの方の治療や、生活習慣の指導を受けることができます。
骨のトラブル
整形外科に来る患者で一番多いのが骨折です。
また、脱臼や骨粗鬆症関連の治療をすることができます。
関節のトラブル
関節痛や関節リウマチ、ヘルニアなど、慢性的なものから遺伝的なものまで診察しています。
関節痛でも特に足先などが痛くなる、痛風の治療も扱っています。
整形外科で処方される薬
整形外科で処方される薬には、内服薬・貼付薬・塗り薬があり、薬効をどこに効かせたいかによって適切な方法が選択されます。
薬の種類としては、対症療法となる痛み止めと、自然治癒をサポートのための栄養補助・血流を良くする薬の大きく2つに分けられます。
痛み止め
作用の穏やかなものや、神経に働いて痛みを感じなくするもの、筋肉の緊張をほぐすことで痛みを和らげるものなど、痛みの性質によって薬を使いわけます。
処方例
- カロナール
- ロキソプロフェン
- ボルタレン
- セレコックス
- トラムセット
- リリカ
- サインバルタ
- ミオナール
- モーラステープ
- ロコアテープ
- スミル(フェルビナク)
栄養補助・血流を良くする
自然治癒を促すためには、作用するべき場所に届ける栄養の量を多くすることや、血流そのものを多くすることで、サポートにつながります。
処方例
- メチコバール
- ユベラ
整形外科には継続的に通いましょう
整形外科でできる治療や、処方される薬について解説してきました。
きっかけは外傷や生活習慣によるものでも、整形外科の特性として治療期間は長くなり、継続的な処方・使用が必要となることが多くあります。
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処方された薬についてはオンラインで薬剤師から説明を受けられるため、ネット環境がある場所であれば、どこからでも処方薬について問い合わせることができます。
継続的に整形外科から薬を処方されている方は、是非とどくすりの活用をご検討ください。