とどくすりのご紹介
オンライン対応が中心の処方せん薬宅配サービス「とどくすり」。
ご利用いただく患者さまからは、「周りに使っている人もいなくて、初めて使う時は不安だった」とのお声をいただくことがあります。
少しでも安心してご利用いただけるよう、今回は「とどくすり」を利用してくださっている患者さまにご利用インタビューを実施いたしました。

<プロフィール>
坂井田 真実子(さかいだ まみこ)さま
本職はソプラノ歌手として活動。順調にキャリアを積んでいた中、2016年に指定難病である視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)を発症する。一時は下半身不随となるも、現在は病症や後遺症を抱えながらステージに復活している。
2022年には、日本初のNMOSDの患者会であるNPO法人 日本視神経脊髄炎患者会を設立し、理事長として疾患啓発やピアサポート活動を行う。
※NPO法人 日本視神経脊髄炎患者会(NMOJ):指定難病である視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の患者様が集まる患者団体
視神経脊髄炎スペクトラム障害とは
― ご自身が今抱えている病気について教えてください。
NMOSD、視神経脊髄炎スペクトラム障害という疾患です。日本全国に6,500人ほどいて、アクアポリン4抗体という抗体が自分の目(視神経)・脊髄・脳を攻撃して、それが原因となって様々な障害が出てくる疾患です。
私は脊髄に最初の炎症が長く出たので、運動障害が主に出ています。その他感覚障害や神経疼痛、それによって疲労感も強く出ます。
― それは大変ですね・・・その中で通院で困ることや不安なことはありますか?
疲労感がある私たちの身体としては外来に行って、薬局に行くとなるともう1日中の仕事で。1日出た外来の疲労が次の日まで残ってしまって2日間寝込んでしまうこともあります。
患者会の活動について

― 患者会を設立されたとのことですが、きっかけは何ですか?
多発性硬化症と視神経脊髄炎スペクトラム障害はまとめられているけれど、全く異なる疾患なんですよね。なのに日本ではNMOSDに特化した患者会がなかったことが一番の理由です。
※多発性硬化症(MS):本来自分の身体を病原体や悪性腫瘍から守るしくみである免疫系が、脳や脊髄、視神経などを攻撃して、神経の働きに障害をきたす病気です。脳・脊髄・視神経の神経細胞の軸索を覆う「ミエリン(髄鞘)」に炎症が起こることで発症します。
「とどくすり」の第一印象
― とどくすりの第一印象はいかがでしたか?
私たちは疲労感で、1日ヘトヘトになるんです。その中で家で待っていていいっていうのは、本当にありがたいサービスだなって、サービスを運営している方々の熱意を最初に感じました。
「とどくすり」の魅力とは?
― 実際にご利用される中で感じる「とどくすり」の魅力とは、どのようなところにあると思いますか?
私がすごくいいなって思っていることは、私たち患者の声を反映して、コンテンツが変わりつつあるっていうことです。「もしかするとこの声を届けたら私たちの為に変えてくれるかもしれない」という優しさが通じる距離感のサービスだと思っていて、使っていて嬉しいなと思います。あとはやはり待っていていいというのが非常にありがたいです。
オンラインのサービスだけど画面の先では薬剤師さんをはじめすごく働いている。オンラインで人と人を、不自由だったことを自由にする橋渡しをしているのがとどくすりなんだって感じました。
まとめ

本インタビューの全編はYoutube上で公開しています!ここでは掲載できなかったお話もありますので、是非ご覧ください!!
とどくすり公式Youtubeより
【とどくすり患者さまインタビュー】「胸に熱した剣山が…」見えない痛みと向き合う坂井田真実子さん|とどくすり×NMOSD
最後に今回のインタビューにご協力いただきました坂井田様に心より御礼申し上げます。
