マイナ保険証を利用しよう。薬局での待ち時間短縮やオンライン診療も手軽に

マイナ保険証

目次

「病院や薬局での手続きが面倒…」そんな悩みを解決するのが マイナ保険証です。
本記事では、マイナ保険証の利用方法やメリット、注意点をご紹介します。

なお、とどくすりとマイナ保険証の組み合わせについては、厚生労働省で紹介されている使い方とは異なりますので、こちらをご参照ください。

マイナ保険証の利用方法・メリット・注意点

マイナ保険証とは、マイナンバーカードを健康保険証として利用できる仕組みです。
2021年10月に本格運用が始まり、2023年4月からは全国の医療機関での対応が義務化されました。
さらに2024年12月2日以降は、従来の健康保険証の新規発行が終了し、今後の保険診療はマイナ保険証が基本となります。

マイナ保険証の使い方

マイナ保険証を利用するためには、事前にマイナンバーカードを健康保険証として登録する手続きが必要です。登録方法は次の3つがあります。

  • 医療機関の窓口にある顔認証付きカードリーダーで登録
  • マイナポータルを利用したオンライン登録
  • セブン銀行ATMを活用した登録

登録後に医療機関で受付する際は、顔認証または暗証番号での本人認証と、情報提供の同意を選択します。

マイナ保険証のメリットと注意点

マイナ保険証には、さまざまなメリットがあります。

まず、「マイナポータル」を使えば、これまでに受診した医療機関や医療費の明細を確認できる点です。
確定申告で医療費控除を申請する際もこのデータを活用できるため、領収証をまとめる手間が減ります。
特に、持病がある方や複数の医療機関に通っている方にとって、診療内容や処方薬の情報を一括管理できる点は大きな利点です。

次に、医療機関の受付では、保険証を毎回提示する必要がなくなり、受付や会計も円滑に進みます。
専用端末にマイナンバーカードをかざすだけで、本人確認と保険資格の確認が完了する仕組みです。

さらに、マイナ保険証を利用すれば、対面でもオンラインでも、過去の診療情報や服薬履歴が医療機関や医師に共有されます。
初めて受診する場合でも、これまでの情報を踏まえた診療や処方が受けられるため安心です。
オンライン診療でも、保険証の確認や過去の情報の共有がスムーズに行われるため、より適切な診療を受けられます。
診療後は「とどくすり」を利用すれば、薬局に行かずに自宅で薬を受け取れるので便利です。

ただし、すべての病院や薬局でマイナ保険証に対応しているわけではありません。
対応しているか事前の確認をおすすめします。

また、マイナンバーカードには「電子証明書」という機能があり、有効期限(5年)があるため、期限前の更新も忘れずに行いましょう。

マイナ保険証はどのような人におすすめ?

マイナ保険証がおすすめな人を紹介します。

慢性疾患でお薬を必要としている方

慢性疾患で定期的な通院や薬の受け取りが必要な方には、マイナ保険証と「とどくすり」の組み合わせが特におすすめです。
マイナ保険証を利用することで、診察時の保険証提示や医療費確認がスムーズになり、過去の診療歴や処方履歴も医療機関間で共有可能になります。

また、とどくすりを活用すれば、薬局に立ち寄らなくても自宅で処方薬を受け取れます。
定期的に通院が必要な方にとって、時間と手間の負担軽減につながるでしょう。

薬局で待ちたくない・時間がない方

薬局での待ち時間を減らしたい方にも、マイナ保険証が役立ちます。
マイナ保険証を機械にかざすだけで本人確認と保険証の確認ができるので、受付もスムーズです。

さらに、電子処方せんに対応した薬局なら、処方せんを紙で持っていく必要もありません。
事前に処方内容を薬局に共有できるので、調剤薬局での待ち時間も短縮できます。
加えて、「とどくすり」を利用すれば自宅で薬を受け取れるため、さらに時間の短縮につながります。
そのため、薬局に寄る時間が取れない方にも便利です。

薬の持ち帰りが難しい方

体調や移動手段などの事情で薬の持ち帰りが難しい方にも、マイナ保険証と「とどくすり」の組み合わせが便利です。
マイナ保険証を利用して電子処方せんを活用すれば、薬局での受け取りがスムーズになります。

さらに、「とどくすり」を活用すれば、薬局と自宅を何度も往復する負担を減らせます。
自宅で薬を受け取れるので、外出が難しい方にも安心です。

オンライン診療を使用している方

オンライン診療を活用している方にも、マイナ保険証はおすすめです。
オンライン診療時の保険証確認が、マイナ保険証によってスムーズに行えるため、事前の面倒な手続きが減ります。

さらに、過去の診療や薬の情報も医師と共有されるので、対面診療と同じようにこれまでの状況を踏まえた診療が受けられるのが利点です。

診療後は「とどくすり」を利用すると、診療から薬の受け取りまですべて家で完結できます。
特に外出が難しい方には非常に便利な仕組みです。

他人に服薬指導を聞かれたくない方

プライバシーを重視する方は、マイナ保険証と「とどくすり」を組み合わせると安心です。
マイナ保険証により、病院や薬局での情報管理がデジタル化され、個人情報は必要な範囲だけが共有される仕組みになっています。
薬局での受付でも、マイナンバーカードをかざすだけで手続きが完了するため、周囲に服薬指導を聞かれたり書類をみられたりする心配がありません。

さらに、電子処方せんに対応している薬局なら処方内容もデジタル管理されるので、薬を受け取る際のプライバシーも守られます。
他の人に聞かれることなく自宅で服薬指導を受けたい方は、「とどくすり」を使うと良いでしょう。

マイナ保険証をとどくすりで利用するメリット

マイナ保険証と「とどくすり」を組み合わせることで、通院や薬の受け取りにかかる負担を大きく減らせます。

マイナ保険証を提示するだけで医療機関での受付が完了するため、医療機関と患者、双方にとって時間短縮につながる仕組みです。
保険証を忘れる心配がなくなり、書類を書く手間も省けます。
さらに、過去の診療歴や服薬情報も共有されるため、初めて受診する場合でも必要な情報が正確に伝わるため安心です。

診療後はとどくすりを活用することで、薬局に立ち寄らず自宅で処方薬を受け取れます。
特にオンライン診療との相性が良く、診察から服薬指導、薬の受け取りまでを一貫してオンラインで完結できるため、忙しい方や移動が難しい方にも最適です。

とどくすりの具体的なサービス内容や利用方法は、以下の関連ページで詳しくご紹介しています。

関連ページ
「とどくすり」のサービス概要ページ
「とどくすり」の利用方法ページ

マイナ保険証×とどくすりで医療をもっと便利に

マイナ保険証ととどくすりを組み合わせれば、医療機関の受付から薬の受け取りまで、一連の流れがスムーズになり、時間や手間を大きく減らせます。
さらに、とどくすりを活用することで、薬局へ立ち寄らずに自宅で処方薬を受け取れます。
オンラインで薬剤師の説明も受けられるため、外出の負担を減らしたい方や、忙しい方、移動が難しい方にも便利です。

とどくすりは、薬局へ行かずに処方せんの薬を宅配便で受け取れるサービスです。
処方された薬についてはオンラインで薬剤師から説明を受けられるため、ネット環境がある場所であれば、どこからでも処方薬について問い合わせることができます。
是非とどくすりの活用をご検討ください。

参考文献
  • 厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用について」
  • デジタル庁ニュース「正確な情報で患者を守る マイナ保険証」