近年、梅毒やHIVなどの性感染症が急激に増加しています。早く発見して治療を始めることで、発症の悪化やパートナーへの感染を予防できます。
しかし、性感染症の治療は長期間にわたるため「誰かに知られたらどうしよう」「定期的に受診してお薬をもらうのは大変」と感じることも多いかもしれません。
本記事では、梅毒やHIVを早期に発見するための基礎知識に加え、お薬を宅配してもらえるオンライン薬局を活用した治療方法をご紹介します。
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梅毒の感染経路・症状・検査方法
梅毒は性行為をする誰もが感染するリスクがあります。
予防や早期発見のためにも、梅毒はどのようにして感染してしまうのか、感染したときの症状や検査方法についてご紹介します。
梅毒の感染経路|どのようにうつるのか?
梅毒は感染した人の体液や血液、粘膜に直接触れることでうつるため、主に性行為で感染します。
潜伏期間が3~6週間と長く、感染したことに気づきにくいのが特徴で、治療が遅れると重症化したり気づかないうちに感染を拡大させてしまうかもしれません。
梅毒は早く治療を開始すれば完治できる病気ですが、完治しても免疫がつくられないため感染予防をしなければ何度でも感染してしまいます。
梅毒の初期症状・進行するとどうなる?
初期症状は感染部位(唇、口の中、陰部、肛門など)のしこりや潰瘍、足の付け根にあるリンパ節の腫れで、様子を見ているうちに進行していってしまいます。
3ヶ月以上たつと病原菌(梅毒トレポネーマ)が全身に運ばれて、全身性の発疹や頭痛、関節炎などさまざまな症状を引き起こすことがありますが、無症状の人も少なくありません。
さらに数年から数十年かけて皮膚や筋肉、骨などにゴムに似た腫瘍ができることがあり、心臓や脳、脊髄、血管などの臓器に障害を残すこともあります。
梅毒の検査方法と早期発見の重要性
梅毒は血液検査で判定でき、皮膚科や内科、感染症科、耳鼻咽喉科、泌尿器科など多くの医療機関で受けられ、一部の保健所や郵送検査キットでは匿名で受けられます。
妊婦検診の血液検査でも梅毒の抗体を調べることができ、陽性の診断で速やかに治療を開始して赤ちゃんへの感染を防げます。
妊婦が梅毒に感染すると流産や死産の可能性が高く、赤ちゃんが梅毒に感染して生まれてくることもあるため妊婦検診はできる限り受けましょう。
HIVの感染経路・症状・検査方法

HIVはヒト免疫不全ウイルスのことで、梅毒と同じく性感染症のひとつです。
HIVの感染経路|感染リスクが高い行動とは?
HIVは血液や精液、膣分泌液、母乳などに多く含まれるため、体液や粘膜、血液や傷に直接触れるとHIVに感染するリスクが高くなります。
多くが性行為によって感染しますが、ほかにも妊娠・出産、母乳育児による母子感染や、HIVに感染した人と注射針を共有するなどの行為も感染リスクが高いです。
ただし、ウイルス自体の感染力は弱く、握手や食器の共有、咳、くしゃみ、軽いキスなどでは感染することがなく、今まで通り大切な人と共に過ごすことができます。
HIV感染の初期症状と進行段階
HIVに感染した場合、初期感染の40~90%で発熱やのどの痛み、リンパ節の腫れや皮膚に病変が見られ、インフルエンザにも似た症状です。
初期症状の段階で治療を開始できればエイズの発症や感染拡大を予防できますが、症状が自然に軽快してしまうと無症状で経過するため発見が遅れてしまうケースが多々あります。
数年~数十年経過すると体内にHIVが増えて感染力が高くなり、パートナーへの感染や免疫力の低下が起こり、肺炎などにかかって重症化しやすくなります。
HIVの検査方法|いつ・どこで受けられる?
HIV感染の有無は血液検査で判定できますが、感染していても結果が陰性になることがあるため、4週間以上空けて2回目の血液検査を行います。
HIVの検査は内科や泌尿器科、産婦人科や性感染症科などの診療科で受けられますが、特定の医療機関でのみ受けられます。
保健所では梅毒とHIVの検査を同時にできるところがあります。
無料で匿名の検査が受けられますが、陽性の場合はあらためて医療機関を受診して医師の診断を受けます。
HIV感染が確定したら長期にわたってお薬の処方や検査が必要となり、1~3ヶ月間隔で通院することがほとんどです。
このように、一度医療機関で診察を受けてお薬をもらって完了…とはなりにくい症状となりますので、特にお忙しい方はお薬を受け取る手間を省いていきたいところです。
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性感染症は早期発見・早期治療が大切
梅毒やHIVのような性感染症は、初期症状を見逃してしまうと病状が悪化し、大切な人にも感染させてしまう病気です。
少しでも不安なことがあるようでしたら、まずは検査を受けておきましょう。
陰性であれば気持ちがすっきりしますし、陽性なら早く治療を始めることができ日常生活で支障を最小限におさえることにつながります。
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参考文献
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- 政府広報オンライン「梅毒患者が急増中!検査と治療であなた自身と大切な人、生まれてくる赤ちゃんを守ろう」
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- 厚生労働省「梅毒に関するQ&A」
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- 国立研究開発法人/ 国立国際医療研究センター/エイズ治療・研究開発センター「急性HIV感染症 | 日和見疾患の診断・治療 | HIV感染症とその合併症-診療と治療のハンドブック-」
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- 厚生労働省「HIV/エイズ」