サービスの提供を開始してから5年以上が経った処方せん薬宅配サービス「とどくすり」。
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)※の患者さまにも多くご利用いただいておりますが、全国で約6,500人と患者数が少ないこともあり、服薬指導の経験がある薬剤師が限られていることが実態です。
そこで今回、株式会社くすりんく様にご依頼し、とどくすり薬局の薬剤師に向けて全5回の勉強会を開催いたしました。
※視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)
免疫系の異常によって、主に視神経や脳・脊髄に炎症が起こる自己免疫疾患です。
炎症の生じる部分によって症状は異なり、多岐にわたります。
初発症状としては視神経炎や脊髄炎が多いのですが、脳の特定部位の炎症として発症することもあります。
<カリキュラム>
第1回:NMOSDの基礎知識
第2回:NMOSDの急性期治療、再発予防治療について
第3回:副作用管理について
第4回:QOL維持のための治療、特殊な条件における対応について
第5回:薬剤師の職能発揮
講義では疾患の概要や症状の他、多発性硬化症(MS)との違い、使用される薬剤や副作用の考え方、薬剤師はどのように患者様と関わっていけば良いかなど、一部参加者とのディスカッションを交えながら理解を深めました。
また、各回の最後に設けられた質疑応答では、実際の患者様を想定した対応方法などより具体的な議論が行われ、充実した時間となりました。
勉強会に参加した薬剤師の声
Aさん:「疾患の概要から具体的な薬物治療について学習しましたが、再発予防のため長期にわたり治療継続が必要となる疾患だからこそ、日々の小さな困りごとを聞き取り、サポートできる存在でありたいと感じました。生活の質と再発予防治療を両立できるよう、医師とも連携して相談できる薬局を目指したいと思います。」
Bさん:「痛みや倦怠感、視野障害など、外見からは気づかれにくい症状にお悩みの方が多数いるのだと気づかされました。多彩な症状に合わせて使われるお薬の種類や数も多くなることも多いため、副作用の発現や飲みにくさが無いようサポートしたいと思いました。」
疾患について理解を深めることで、どのようにサポートできるかを考えるきっかけとなりました。
今後について
「とどくすり」では、希少疾患・難病の患者様に関する理解を深めることで調剤や服薬の支援を行うだけでなく、患者様の生活の質を向上させるための包括的なサポート環境の整備を目指します。
そして、安心して治療を続けられる環境づくりに貢献してまいります。
処方せん薬宅配サービス「とどくすり」ご利用上の注意事項
※薬剤師の判断によりオンライン服薬指導をご利用いただけない場合があります。
※処方箋データ及び原本は、とどくすり運営事務局にて一次受けをした後に各薬局に連携しています。医療機関からの処方箋データ送付をもちまして本業務を委託したとみなします。
※関係法令などによりサービス内容は予告なく変更になる場合があります。